アメリカの民間研究団体によって開発が進められている驚異の目薬があります。
それは暗闇でもモノが見える目薬で、人の目は暗くなることで見えにくくなる
という常識を大きく覆す目薬となっています。

現段階で製品化されているわけではなく、人での治験段階に入ったとしています。
どうして暗闇でもモノをはっきりと見ることができるのか、その秘密は
光感受性物質のCe6と言われる物質にあります。

Ce6は従来までガンの治療薬として使用されていた深海魚から抽出した光感受性物質ですが、
これを目薬として再開発し使用することで暗闇でも見えることを実現したのです。

ガン治療薬として使われていたことからも気になるのは副作用です。
直接点眼するということは、効果がすぐに表れるとともに副作用もダイレクトに
起こる可能性があると言えるでしょう。

そのために人での治験が行われているわけですが、この目薬の安全性が保障されれば
網膜色素変性症や腫瘍などでレーザー治療を受けた人の視力回復に役立つとされています。
通常の視力を持つ人が、これを使用して真っ暗の中でも暗視ゴーグルを着用しているような
見え方をするのであれば、より用途の幅が広がるのではと思われます。
ライトが無くてもわずかな光を集めて見えるようになるって、凄い革命のような気がします。

ただ、この目薬は医薬品になり処方されなければ使えないという制限があるでしょうから、
むやみに誰でも使えるというわけではないでしょう。
貴方がもし誰かに「治験に参加してみませんか?」と言われたらどうしますか?
治験に参加と言われてもピンとこない人も大勢いることでしょう。
治験が一般的に認知されるようになってきたとは言っても、まだまだ認知度でいえば
バイトのような感覚までは至っていないのが現実です。

そんな治験に参加してみませんか?と言われても「いや遠慮しておきます」と答える人が
殆どではないでしょうか。
逆に「是非参加します!」というような人は少数派になると思われます。
治験が稼げるからという理由で頻繁に参加しているような人は、100人中数人いれば
御の字のレベルだと言えます。

それに治験=人体実験というネガティブなイメージがあることも事実です。
実際には人体実験というほど安全性が担保されていないわけではありませんから、
人体実験ではないのですが根強く残っているのです。
何をするか分からない、体がおかしくなるかも、といったイメージについては
治験を行う製薬会社などが、もっとイメージ改善に向けた働きをしなければいけません。

治験は、社会にとって必要であり医学を進歩させ、維持していくためには不可欠であると。
そしてボランティアの協力なしでは成り立たない事、人体実験などではなく安全性を
可能な限り確保した上で実施されていることを周知しなければなりません。
そうなれば、治験に参加しませんか?と言われても、即答で断られることは少なくなるでしょう。
日本では海外の薬品が承認されるまでに時間がかかるケースがあります。
この問題をできるだけ回避するために取られるようになった処置が、ブリッジング試験です。
ブリッジング試験とは、海外で実施した治験データを活用することで、
国内における重複試験を避けて治験を行う方法です。
同じ試験を行わないので、承認取得までの時間が格段に短くなる効果があります。

海外での結果が日本人でも同じように認められるかどうかを確認する試験となるので、
無駄が省けると言うわけです。
海外と日本の治験を橋渡しすると言う意味から「ブリッジング試験」と言われています。

国内で最初から治験を行うとなれば、時間だけでなく膨大な費用が製薬会社の負担になります。
これに対しブリッジング試験では海外で行われた治験データを基本として実施するため、
費用負担が少なくて済みます。
そのため、製薬会社によってはブリッジング試験を適用するために、あえて海外の安い費用で
治験を行い国内にフィードバックするケースも見られるようになりました。

ブリッジング試験を活用して承認された薬で有名なのが、「バイアグラ」「リアップ」
などがあり、その効果は日本人でも証明されているのは周知の事実です。
これから先は日本で1から治験を行うのではなく、ブリッジング試験のような治験が
多くなるのは間違いないと言えるでしょう。
これによってドラッグラグが少しでも解消されるのであれば、どんどんと取り入れて
行くべきではないかと思います。
治験に参加するためには様々な条件をクリアしなければなりません。
その中でも一度治験を受けると休薬期間といって3か月程度は他の治験に
参加することができない決まりがあります。
これは治験で摂取した薬が体内に残っていると、治験データが正しく取れない可能性が
あることからの決まりです。

では治験薬とは別の薬をかかりつけの病院から処方されて服用している場合は、
治験を受けることはできないのかどう、これはケースバイケースと言えます。
服用している薬を治験薬と併用することで、治験で得られる効果に影響があれば
参加することはできません。
しかし併用することで問題なしとなった場合は、治験参加も可能になるケースがあります。

ただ、多くの場合で薬を服用していると、治験の最中に得られた症状やデータが
治験薬によるものなのか、服用している処方薬によるものなのかの判断ができなくなるので
併用したままの治験参加は厳しいと言っても良いでしょう。
よほど特殊な治験でないかぎりは、処方薬との併用で治験を進めることは難しいと思います。

稀に処方薬を服用していることを黙ったまま治験に参加する人がいますが、
これは絶対にやってはいけないことです。
黙ったまま参加して問題が発生しても、その責任は虚偽の報告をしたあなたに責任があり
治験を実施している製薬会社などには責任がないとされ補償など受けられなくなりますし、
将来に渡って治験に参加することができなくなります。
良くニュースで「○○のメカニズム解明により、新薬開発に繋がる可能性が出てきました」
といったようなフレーズを耳にすることがあるでしょう。
この新薬開発に繋がる可能性というニュースを度々耳にするわけですが、
それではメカニズムが解明されてから新薬が市販されるまでにどれだけの年数が掛かるのか、
そしてそれはどれぐらいの確率なのかを見てみましょう。

・メカニズム解明に有効な物質が新薬候補として最適化されるまで
メカニズムが解明されても、その解明に有効な物質が見つかるかどうかですが、
まず見つかる可能性は約50%程度と言われています。
メカニズムを解明しても、その半分ぐらいしか有効な物質が見つかりません。
そしてここまで来るのに、約4年半かかります。

・人を対象とした臨床試験を開始できるまで
対象となる物質を使い、様々な生物で毒性や薬効などを調べて、
人を対象としてリスクが少ないと判断されるタイミングです。
ここに到達する割合は30%程度で、物質が最適化されてから1年程度経過します。

・臨床試験をパスし、承認されて市販されるまで
臨床試験から認証されるまでの割合は4%程度と狭き門になります。
そして臨床試験開始から承認までに約8年が経過し、トータルでメカニズム解明から
13.5年を経過したことになります。

これは平均的な年数を表していますので、ケースによってはもっと長かったり
短かったりしますが、これだけの時間が掛かるわけです。
そして新薬として承認されるのはたったの4%となっており、非常に確率として
低いことがわかります。
治験を受ける場合、治験についての詳細事項は医師から説明を受けます。
説明を受けて内容を理解し、納得同意した人は同意書にサインして治験へと進みます。
その説明時に渡される説明資料が治験の同意書です。
同意書には様々な事項が記載れており、不明点があれば質疑応答の時間に
質問することができます。

では、同意書にはどのような事が書かれているのか見てみましょう。
「治験同意書の内容」
・治験を行う目的
・治験薬の使用方法
・治験で検査する内容
・治験に参加する期間
・使用する薬により期待される効果
・治験により予想されている副作用
・治験からの離脱について常に可能であること
・治験離脱による被験者への不利益はないこと
・副作用により要治療となった場合、治療費などの補償請求を被験者ができること
・治験で記入したカルテ、検査結果などの医療記録に関して、製薬会社、厚生労働省、
 治験審査委員会の担当者が閲覧確認すること
・治験担当医師の氏名
・治験担当医師の連絡先
・治験に関する問い合わせ先

これらの内容が同意書には記載されています。
前述のように医師から内容説明を受け、同意すればサインして治験を受けます。
内容はなるべくわかりやすく書かれていますが、専門用語なども見られますので
分からないと思ったら質疑応答時間に質問しましょう。
どのような些細な事でも質問して問題ありません、他の人も同じように疑問に思っても
そのままスルーしてモヤモヤしたまま治験を受けることにもなりかねません。
スッキリした状態で治験に臨みましょう。
治験関連施設で働いている人の中には元看護師であった場合が多くあります。
それは看護師で手にしたスキルなどが治験関連の仕事で役立てることができる、
という前提があるからだと言えるでしょう。
そのため、看護師が転職して治験現場で働いている人が多いのです。

看護師から転職するぐらいですから、仕事内容は看護師の時と比べると
夜勤などが無いことを考えると「楽」なのではないかと思うこともありますが、
実際には治験関連の仕事というのは、看護師と同じがそれ以上に忙しいと言えます。

治験を受ける人、製薬メーカー、医師などの治験に関わっている人の間に入って、
治験をスムーズに進めていく事が求められるわけです。
つまり看護師時代の経験が活かせるというのは、治験を受ける人に対しての
ケアの部分で言われているわけです。
しかし実際の作業としては看護ではなく、被治験者からの問い合わせへの回答だったり
治験遂行に必要な書類の作成、整理などが大半を占めています。

これらの作業というのは看護師時代の実務とは大きく異なるものであり、
慣れないうちは非常に苦労するのが特徴と言われています。
また、ある程度慣れてきたとしても、治験は毎回参加者が異なりますし
製薬メーカーや医師、実施する病院なども違ってきます。
そういった異なる環境のもとで、常に結果を出して行かなければいけないというのは、
やはりルーティンになりそうでならない仕事という意味では看護師に比べると、
違った意味で忙しいと言っても良いでしょう。
治験はモノにもよりますが、数日から長い場合は数週間に渡って
施設に缶詰めになり投薬、採血、採尿、血圧測定などを行います。
そういった治験で女性の募集が少ないのには理由があります。

まず女性は月に1度の月経があります。
人によっては痛みが強かったり発熱を伴うこともあり、緩和するために薬を飲む人もいます。
加えて採尿する際には月経血が尿に混在する可能性が高くなります。
これらの症状や減少は治験薬の副作用と多くの部分で重複してしまうのです。
治験薬によって引き起こされているのか、それとも月経によるものなのか
それを判断するのは難しいのです。

また治験開始時には妊娠していないと判断しても、時間の経過とともに
妊娠の兆候を示す可能性もあります。
これらの理由から投薬を伴う治験の多くは男性のボランティアによって行われています。

逆に女性特有の病気に関する治験においては、女性を対象にする治験もありますので
一概に全ての治験で女性をシャットアウトしているわけではありません。
女性が治験に参加できないのは差別だという人もいますが、これは避けることのできない
問題であり女性を許容することによって治験に遅れが出たり、正しいデータが取得できず
安全性が損なわれることもあるので仕方のないことです。

男女には骨格から内臓、生活サイクルに至るまで性差というものが存在しており、
それを考慮することは差別でもなんでもありません。
逆に考慮しないことによるリスクを放置する方が、無責任と言えるでしょう。
治験は参加することで負担軽減費目的で稼ごうとする人が殆どですが、
中には参加が目的ではなく健康チェックのために治験を利用する人がいます。
治験は事前検査として健康診断のようなチェックを行います、
その結果次第で治験に参加できるかどうかが決まります。

健康な人を対象にして治験を行うようなケースでは、結果に問題があれば
参加することはできません。
そのため、自分の健康状態に問題があるかどうかを厳しくチェックしてくれる
という意味では治験は最も効果的かもしれません。

ただ治験の本来の目的は健康チェックではありませんので、そのような目的で
参加することは禁止されています。
それでも一定数は健康診断代わりに治験に参加する人がいるのは事実です。

検査にパスすれば治験に参加することになるわけですが、最終的な合意については
検査後に行うことになりますので、その段階で拒否することは可能です。
つまり最初から治験そのものに参加する意志はなく、事前検査のみで終わることを
前提をしていることが分かります。

本当に治験に参加したいと考えている人からすれば迷惑な存在でしかなく、
治験を主催している医療機関にとっても招かれざる人に違いはありません。
また人によっては治験による薬剤の投与で健康になりたいと考える人もいますが、
治験を治療目的に利用することも推奨される行為ではありません。
治験は社会貢献を目的としていることを忘れてはいけないのです。
治験は男女ともに様々な年齢の人が集まってきます。
中には男性のみ、女性のみ、高齢者限定といった治験もありますが
多くの場合は男女で年齢層も20歳~50歳などとなっています。
そうなってくると気になるのが異性との出会いがあるのか?
もし出会いがあるなら何とかものにできないだろうか?と考えるでしょう。

不純な動機ではなく出会いを求めることは何もおかしいことではありません。
数回の通院治験で出会った異性とその後も連絡を取るというのは難しいかもしれませんが、
長期にわたって入院するような治験であれば何度も顔を合わせることになりますし、
その中で会話をする機会も増えてきます。
そうなれば、連絡先を交換するなどして治験終了後に個別に会うこともあるでしょう。

そういう意味では治験で異性と出会うことは十分に考えられます。
というよりは長期間に渡って男女が同じ場所に居れば、必然的に恋愛関係に発展することは
生きている以上普通にあることです。
普通のアルバイト以上に親密な会話をする機会に恵まれていますので、
下手をすれば出会い系よりも出会いがありカップルになるチャンスは高いと言えます。

ただ注意すべきは下心丸出しで異性に近寄って行くような事は避けた方が良いでしょう。
ナンパ目的で治験に参加しているとなれば、クレームになることもありますし
場合によっては治験途中で脱落させられることもあるからです。
あくまでも治験に参加することが大前提だということを忘れてはいけません。

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