不育症患者さん向けの臨床試験開始

2016年3月29日 00:52
不育症患者さん向けに免疫グロブリンを使った治験が開始されます。
治験の内容は免疫グロブリンを点滴し、流産せずに妊娠が
継続されるかどうかを確認するのが目的です。

参加基準は少し高めになっていて、大まかな基準は以下の内容です。
・出産経験がないこと
・自然流産回数が4回以上で1回は染色体の正常確認ができていること
・不育症の原因が不明な方
・参加時に42歳未満

この治験に参加するためには医師の紹介状が必要となっており、
参加を希望する方は主治医に相談してみてください。
なお、注意すべき点として本治験は二重盲検法のため、
治験薬である免疫グロブリンを点滴される患者さんと、
生理食塩水を点滴される患者さんの2つのケースで効果を図ります。
つまり、ランダムで実際の治験薬と薬として効果のない食塩水を
使うということです。

どちらの点滴を処置されたかは知らされることはありませんので、
残念ながら効果を発揮しないケースもあり得ます。
その結果として流産してしまった方に関しては、次回妊娠時に
一般臨床試験への参加が確約されます。
一般臨床試験では100%治験薬を使うことになります。

治験期間は1週間以上となっているので、時間の確保が必要です。
不育症の治療は原因がわからない場合は非常につらいものですし、
精神的なストレスが強く表れることもありますので治験だからと言っても
参加すべきかどうかは非常に悩ましいところです。
全くの効果なしで終わるか、治験薬の処方にあたって効果が得られるか
どうかは運の部分もありますので、旦那さん、医師ともよく相談して
参加を決められた方が良いでしょう。

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