ブリッジング試験とは

2017年9月30日 00:30
日本では海外の薬品が承認されるまでに時間がかかるケースがあります。
この問題をできるだけ回避するために取られるようになった処置が、ブリッジング試験です。
ブリッジング試験とは、海外で実施した治験データを活用することで、
国内における重複試験を避けて治験を行う方法です。
同じ試験を行わないので、承認取得までの時間が格段に短くなる効果があります。

海外での結果が日本人でも同じように認められるかどうかを確認する試験となるので、
無駄が省けると言うわけです。
海外と日本の治験を橋渡しすると言う意味から「ブリッジング試験」と言われています。

国内で最初から治験を行うとなれば、時間だけでなく膨大な費用が製薬会社の負担になります。
これに対しブリッジング試験では海外で行われた治験データを基本として実施するため、
費用負担が少なくて済みます。
そのため、製薬会社によってはブリッジング試験を適用するために、あえて海外の安い費用で
治験を行い国内にフィードバックするケースも見られるようになりました。

ブリッジング試験を活用して承認された薬で有名なのが、「バイアグラ」「リアップ」
などがあり、その効果は日本人でも証明されているのは周知の事実です。
これから先は日本で1から治験を行うのではなく、ブリッジング試験のような治験が
多くなるのは間違いないと言えるでしょう。
これによってドラッグラグが少しでも解消されるのであれば、どんどんと取り入れて
行くべきではないかと思います。

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