「ゲノム医療」とは?これでがんが治るの?

2018年1月 5日 00:24
ゲノム医療とは、DNAを解析し遺伝子異常が見つかった場合に
その遺伝子異常に効果的な治療を行う事を意味しています。
特定の遺伝子に異常があれば、がんにかかりやすいなどの診断ができたり
発病前に予防処置を行うことができます。
つまりゲノム医療は予防医学を前提としたものも含まれているのです。

がん患者の多くは何らかの遺伝子異常を抱えていることが分かっていますが、
その遺伝子治療を行うための薬は殆どが試験中で承認されているのは僅かです。
しかも現在では、その試験薬を投与するのにも何十万というお金が必要になります。
これから先、ゲノム医療が進んでいくことによって、薬がどんどん承認されれば
がん患者の多くが抱える遺伝子異常への治療が進むことでしょう。

がんを発症するまえに遺伝子異常がわかれば、予防処置を取ることができますし
発症しても適切な治療を進めることができれば、医療費全体の軽減にもつながります。
医療費は患者を経済的に困窮させるだけでなく、国の財政をも圧迫しており
今後は更に増えるであろうがん患者に対して効果的に治療ができることは、
経済的な面でも意味があると言えるのです。

日本におけるゲノム医療は、まだまだ始まったばかりですから
数年後に劇的な変化が起こるわけではありません。
しかし10年、20年というスパンで見た場合に、今後はがん治療以外にも
ゲノム医療は活用されていくことが期待できるのです。

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