【費用はタダなのか?】臨床試験と治験の違いとは?

2018年2月21日 20:00
臨床試験と治験どちらも似たようなイメージがありますが、
両者の違いとはいったいなんなのでしょうか。
この違いを知らないままに、治験だと思っていたら臨床試験だった
またはその逆になることも考えられます。
両者の違いについて見てみましょう。

・臨床試験
患者あるいは健康な人に対して行う「治療を兼ねた試験」を意味します。
ただし、新薬の開発目的には限っていないことが特徴で、薬そのものの
効果を追跡調査したり、既存の薬の別の効果を調査確認するといった、
治療を伴う形式で行う試験のすべてを指しています。
なお、厚生労働省への事前届け出は必要のないケースが多いです。
治療をメインにしていますので、費用が発生すると思っていいでしょう。

・治験
承認されるまえの薬剤について、患者あるいは健康な人に投与し
安全性や効果の有無について確かめる試験のことです。
「新薬開発」の為に「治療を兼ねた試験」を指します。
厚生労働省への事前届け出が必要になります。
治験は治療がメインではありませんので、費用は発生しません。

このように臨床試験と治験とでは、新薬開発目的に限っているかどうかが
大きな違いと言えるでしょう。
そして治験の方は、未承認の候補薬剤を使っている点がポイントです。

つまり、治験は薬の開発において最終段階に差し掛かっており、
実際の効果、安全性を確かめるために行うわけです。
しかし臨床試験はそれに限ったものではなく、承認された薬剤でも
効果を確かめるために使われる場合は、臨床試験となります。
そして必ずしも新薬の開発に結びつくとは限りません。

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